名蔵にある「やいま村」は古民家や琉球文化にふれあえるテーマパークです。
また可愛らしいリスザルもいるので子どもたちは大喜び間違いなし!
リスザルの他、水牛や保護されているカンムリワシも見ることができます。
周囲は手入れされたお花が咲き乱れ、植物が好きな方にもおすすめのスポットです。
沖縄の文化が見えてくる有形文化財の古民家
やいま村の中に色々な古民家があります。
海人(漁師)の家、農民の家や国の登録有形文化財の家など、なかなか目に触れることのない家屋を見学することができます。
時間的にはゆっくり見ても30分前後ですので、ぜひどうぞ!


上記2枚の写真は「海人の家」です。
八重山の漁業は沖縄の糸満漁師が移住し沿岸付近に家を建てて部落を作ったのが始まりと言われています。
家屋には亀のはく製や様々な漁具などが置いてありました。
現在はなかなか見られないガラスのビン玉や大きなサンゴ、イセエビのはく製もありました。
昔の豊かな海と海人の生活を垣間見ることができます。

また、「海人の家」の隣にはサバニという伝統的な漁船が置いてありましたよ~

こちらは 「月桃茶屋」さん(9:00~16:00営業)です。
ムーチー(餅粉を月桃の葉でくるんだもの)やアイスキャンディーやサーターアンダギーなどが売っていました。


小腹が空いたときにちょうどいいですよ
近くのベンチで座って食べることもできますが、お隣の「喜舎場邸」でゆっくりとくつろぎながら食べることができます。

👆こちらが喜舎場邸内です。夏は涼しそうで疲れも吹き飛びそうですね。

👆こちらは、第七代早稲田大学総長 大浜信泉の旧邸宅です。
築100年以上経っているとは思えないほどの美しさを保っています。

旧盆の飾りがありました。
沖縄の文化を学ぶことができますね( ´∀` )

こちらは「農民の家」です。
他の有形文化財の家屋とは少し違い、古い民具やアンガマの面、ほら貝のやかんなどありました。

農民は重い人頭税が課せられ苦しい時代を歩んできました。

農民の家の隣にはサトウキビから黒糖をつくるシートーヤー(砂糖づくり小屋)が設置されていました。
牛や馬を動力としてシートグルマ(砂糖歯車・サトウキビ圧搾機)でサトウキビ汁を絞り出し、それをシートーヤーで煮詰めて黒蜜にしていました。

水牛を木材の端につないでぐるぐると歩き、サトウキビから汁をしぼりだします。
やいま村にある国の登録有形文化財の建造物は
・牧志邸
・森田邸
・喜舎場邸
・大浜邸
です。

私は牧志邸で三線を聴かせていただきました♪
それぞれの古民家には特徴があり、それについての案内看板や説明も流れているのでじっくりと楽しんでくださいね。
リスザル、マングローブ、カンムリワシ、水牛
大浜邸までみたらリスザルの森やマングローブ、そして水牛やカンムリワシに会いに行きましょう。

リスザルは、哺乳綱霊長目オマキザル科に分類されるリスザル属を構成する霊長類の総称。 体長約29cm、尾長約41.5cm。大きさがリスのように小さく、体色も似通っていることから「リスザル」と呼ばれる。中南米の森林に集団で生息し、木の実や虫、小鳥を食べる。
ウィキペディアより
貴重品以外の荷物を置いて中に入ります。

リスザルがカバンからモノをとったりします。

リスザルにエサをあげることができます。
こちらで販売されているエサ以外は与えないでくださいね!
エサをあげるとワーーっとリスザルが近寄ってきてびっくりしますが、噛んだりするわけではないのでご安心を!

エサを食べつくしたら、離れていきますが、エサがある間はすごい数のリスザルが殺到します。

ゴールデンウィークや観光客が多いシーズンだとお腹がいっぱいであまり集まってこないです。
かわいいリスザルとの触れあいを楽しんでくださいね。
リスザルの森を抜けるとマングローブへの道があります。

2005年にラムサール条約の登録域となった名蔵アンパルへ向かう探索路です。
亜熱帯の植物や希少生物に出会えることもあります。
アンパルではベニシオマネキやトントンミーをウッドデッキから探すことができますよ。
マングローブ探索をしたら、カンムリワシを見学してはいかがですか?
リハビリのためにカンムリワシを保護しているゲージがあります。
交通事故に遭い、左翼を骨折した後遺症で翼を広げることができず、野生にもどることはできない「よんなーくん」を見ることができます。
脅かさず、そっと見てあげてくださいね。

更に道なりにいくと水牛の池があります。ずっとやいま村にいる主です。
このように、なかなか本土では見られない貴重な動物が見ることができます。
また、亜熱帯ならではの植物もあるので散策も楽しめます。
大きなオオギバショウ(タビビトノキ)がたくさん植えられていて、時折ブルーの種が落ちているのを見つけることができます。
遠見台のアンパル塔
「海人の家」からすぐアンパル塔(遠見台)へ行けます。
これは琉球王朝時代に異国船の監視をしていたものを表現しています。
ぐるりと登っていくと名蔵湾を一望できます。
見下ろせば、緑の芝生が一面に広がりとても気持ちがいいです。


外壁は石灰岩で高さは約5mです。結構高く感じますよ!
色んな体験をしてみよう

やいま村には色々な体験ができて楽しめます。
琉球衣装体験、シーサー色付け体験、島ぞうりアート、など。
場所もそれぞれ違ったり、体験を行っている時と休止している場合があるので要確認です。
やいま村アトラクションのHPこちら
お土産も充実しているので帰る前にショッピングを楽しんでください。
このように「やいま村」では半日~1日かけて楽しめるテーマパークです。
お腹がすいたら「あんぱる食堂」でランチができますよ。
軟骨ソーキそば、やいまそば、ソーキカレーなどの沖縄料理がありますので休憩がてらにどうぞ!
やいま村情報
住所:石垣市名蔵967−1
電話: 0980-82-8798
営業時間 月~日(9:00~17:30)
駐車場 有(100台)
入場料 大人(中学生以上) 1,000円小人(3歳~小学生) 500円
※団体料金(大人15名様以上) 大人 800円、小人 450円
※障害者手帳をお持ちの方は半額
👇ネットで入村料を買うと割引になります( ´∀` )
もちろん晴れのほうがいいですが、天気が悪くても楽しめるやいま村。
動植物や古民家の見学をしたり、琉球衣装体験をはじめ様々な体験ができます。
暑い日や雨の日も古民家で休憩ができるので、オールシーズンおすすめです。