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沖縄の珍しい海藻と美味しい食べ方

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豊かな亜熱帯の海で育まれる海藻は、本土の海藻と少し違います。
美味しい海藻の種類とその食べ方をご紹介します。

プチプチ食感が美味しい「海ぶどう」

「海ぶどう」は養殖のため、通年食べられます。
沖縄ではメジャーな「海ぶどう」も本州ではあまり食べる習慣はないと思います。
海ぶどうの名前で知られていますが、本来は「クビレズタ」という和名で、カルシウム、鉄分、ビタミン類、ミネラル分を多く含む低カロリーの海藻です。
「グリーンキャビア」ともよばれていてプチプチとした食感で沖縄ではとても人気の海藻です。

風鈴

家族全員大好きな海ぶどうです。苦手という人はあまりいないと思います。

石垣島で天然の海ぶどうを見つけることはかなり困難です。
お店や居酒屋等で提供されるものは、ほとんどが養殖です。
最近はご飯の上に海ぶどうを乗せ、だし汁と醤油を混ぜたとろろをかけた「海ぶどうとろろ丼」というのも目にします。
また、刺身のツマの代わりにしたり、サラダに入っていたり、刺身にトッピングしてあったりとバリエーションも豊かです。

風鈴

食べる分だけ軽く水洗いしてぽん酢か添付されているタレをかけて食べるのが私のおすすめです。
一番海ブドウの美味しさを味わえると思います。

また、海ぶどうには茎がついたものと、ついていない(少ない)もので販売されている時が有ります。
茎つきの方が安価ですが、せっかく食べるのなら茎がついていない海ブドウの方が食感が楽しめて美味しいです。
また、海ぶどうはデリケートな海藻です。
👇注意点があるので気を付けてください

海ぶどう

・冷蔵庫にいれない(低温に弱い)
・直射日光に当てない(高温に弱い)
*最適温度は20℃〜23℃です。
・水に浸しすぎない(しぼんでしまうため)
・もし、しぼんでしまったら真水に2~3分ほど浸けてすぐに食べてください。
・食べる直前に水洗いをする

沖縄で海ぶどうの虜になった方はネットでも買えますよ。
500gの大容量!贈り物にも最適です。

歯ごたえバッチリの「モズク」

旬は4月~6月。
モズクは大きく分けて2種類あります。
オキナワモズク(通称太モズク)とモズク(通称:細もずく)があり、食用のほとんどが太モズクとなっています。
糸モズクは日本各地の沿岸に分布していますが、太モズクは沖縄など南西諸島特有のもずくで、本土ではほとんど見られません。
また、糸モズクに比べて太くて長くぬめりがあります。
方言では「スヌイ」「スヌル」と呼ばれています。

太モズク

太モズクは海底の小石や転石(てんせき)やサンゴ、海藻などに付着して生育します。

風鈴

太モズクは細モズクに比べて歯ごたえがあってとても美味しいです。

モズクの成分に含まれるフコイダンは胃潰瘍や胃がんの原因であるピロリ菌を吸いつけて、腸へ押し流す働きがあると言われています。
ミネラルや食物繊維も豊富で健康維持に期待できます。

風鈴

セルロースも含まれていてお肌にもいいです。

お店で生モズクを購入するときは適度に滑りがあるものを選んでください。

モズクの美味しい食べ方

モズクがたくさん手に入った時は色々な食べ方に挑戦してみましょう。
生モズクはさっと水洗いでけでOK
塩漬けのモズクの時は塩抜きをきちんとしないと辛くなるので気を付けてください。
塩抜きはボウルに水を入れて塩もずくを軽くもみ洗いをしてザルにあげます。
これを数回行ってください。味をみて塩分が濃いときは5分程度水に浸してくださいね。

おすすめの食べ方( ´∀` )

①三杯酢(やっぱり王道でしょ!)
②モズクの天ぷら(外はサクッ、中はもっちり!)
③モズク丼(超おすすめ!)
④モズクのスープ

*モズクの天ぷらはモズクの水分をちゃんとキッチンペーパーでふき取って、小麦粉をまぶしてからかき揚げにしてください。

風鈴

以前、モズクの天ぷらを作るとき水分が残ってて、油で揚げた時に爆発しました・・・。
怖かった!

私のおすすめの「モズク丼」はマーボー豆腐を作るように味付けます。
ショウガ、ニンニク、みじん切りしたネギにひき肉や野菜をいためて、醤油、鶏がらスープ、塩、など入れて味を調え最後にモズクを入れます。
片栗粉を入れなくてもトロトロしますよ~。(片栗粉を入れる人もいます)
モズクを入れすぎると磯臭くなるので、控えめに!

風鈴

沖縄では給食にモズク丼がでます。子どもたちも大好物!

学校給食のモズク丼レシピをみつけたのでこちらもどうぞ!

風鈴

モズク丼は比較的新しいので、いろんな方のレシピがあります。
歯ごたえもあり美味しいモズク丼になります。

今や👇のように商品になる人気ぶり!

もし、観光で沖縄に来た時は美味しいモズクを食べてみてくださいね。

天然ものが食べられる「アーサ」

旬は1月~4月。
方言のアーサの和名は「ヒトエグサ」と言い、本土で採れる海藻の一種の「アオサ」とは分類上異なります。
沖縄のアーサは海岸の岩に自生した天然ものが多くとても良い香りがします。

アーサ

アーサの時期になると、海岸びっしりと緑に覆われてとても綺麗(美味しそう)です。
アーサに似た海藻もあるので、間違える人もいます。

風鈴

硬くててゴワゴワして薄い緑のものも生えてますがそれは食べられません。

ただ、今は漁業権の問題があり、モズクをはじめ、様々な海産物を採ることは法に触れるようになりました。
法律が変わる事も多いので確認をしてください 沖縄県漁業権について

アーサの美味しい食べ方

磯の香がするアーサは美味しい食べ方が色々あります。

おすすめの食べ方(*'▽')

①アーサ汁(王道でしょ!)
②アーサ入り卵焼き
③アーサの天ぷら

アーサの味を一番味わえるのはやはり「アーサ汁」です
作り方
①沸騰しただし汁に角切りにした豆腐を入れ、塩と醤油で味を調え、アーサを入れる

風鈴

簡単ですぐできちゃいます!


アーサは煮すぎると色が悪くなるので、最後入れるのがおすすめです。
もしくはお椀にアーサをいれておいて、上から汁をかけるぐらいでもいいですよ。
ツナ缶を入れる方もい多いです。コクがでて美味しいです。
お好みですりおろしショウガや、ネギを散らしても美味しいです。

風鈴

卵液にアーサを入れてつくる卵焼きは色どりも綺麗なのでお弁当にもおすすめです。

島の中でもレアな海藻

スーナ

私が石垣に移住した当初(2001年頃)はまだ、スーナと言われる海藻がとれ、近所からも頂き何気なく美味しく食べていましたが、今は乱獲や環境汚染もあり、残念ながらあまり見ることもなくなりました。
スーナは沖縄の方言で、和名はユミガタオゴノリといいます。

風鈴

石垣島の北部あたりには今もあるかもしれませんが、そっとしておきたいですね。

食感はコリコリ、シャキシャキとして美味しいです。
色は薄茶色、赤紫色、緑色で、さっと茹でると綺麗なグリーンになります。
サラダとして食べるのが一番ですね!

地元民でも生のスーナは最近ほとんど食べられなくなりましたが、👇のように乾燥したものが売っているんですね!

モーイ

旬は3月~4月。
方言は「モーイ」、和名は「イバラノリ」と言います。
石垣島というよりは沖縄本島の北部地域の伝統食として親しまれてきました。
私も食べたのは一度きり。石垣島では日常的に作る方はあまりいないかもしれません。
でも、その時の初めて食べた美味しさは記憶に残っています。
モーイは熱して溶けて冷やすと固まる性質があるのでそれを利用した「モーイ豆腐」という伝統食が有名です。

【モーイ豆腐の作り方】
①モーイとだし汁、野菜、ツナ、塩、醤油を入れて炒める。
②粗熱をとって冷やして固める。

栄養もあり夏の暑い時期にぴったりです。
生はなかなか手に入らないのですが、乾燥した「モーイ」が手に入ったら作ってみてください。

風鈴

サラダや酢の物も定番です。

沖縄の恵まれた海には魚だけでなく、色々な海藻も育っています。
ミネラル豊富で、健康、美容にも良い海藻を日常の食卓にとりいれてみましょう。

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