山菜=ゼンマイ、わらび、ふき、タラの芽などをイメージします。
山菜とは野山に自生している食べられる植物という定義です。そういう意味で石垣島にも山菜はありますのでご紹介したいと思います。
ちなみに野草とは、山野に自生する草すべてを指します(毒草、薬草を含む)。山菜は野草の中に含まれます。

山菜って沖縄になくて、本土のものだと思っていました。
沖縄ではメジャーなオオタニワタリ

石垣でいうオオタニワタリは正確にはヤエヤマオオタニワタリというチャセンシダ科です。
森林内の樹木などに着生しながら成長しています。食べる箇所はこの新芽の部分。

家族で食用とするなら、これだけでは足りなく、あちらこちらで新芽を採ってしまうことになります。
それでは申し訳ないのでゆらてぃく市場という石垣市内にある農畜産物直売所で購入します。(結局は一緒?)
オオタニワタリはいつもあるわけではないですが、1パック数百円程度で売っています。
チャンプルーにしたりもしますが、天ぷらが美味!!

葉脈がポリポリして美味しい~
居酒屋でも人気メニューの一つであるオオタニワタリを一度は試しに食べてほしいです!
オオタニワタリは本土ではインテリアにもなっています。葉っぱも可愛らしいし、うまくいけば新芽を食べることができるかもしれませんね。(量は採れないと思いますが・・・)
知る人ぞ知るホウビカンジュ
宮古島では「宮古ぜんまい」という名前で知られているホウビカンジュ。
石垣島ではそこまでメジャーではありません。宮古だけに自生している!と思われがちですが、石垣島の道路沿いにもよく見かけます。目が慣れないと似たようなシダ類がたくさんあって悩みますが、ひとたび分かると見えてきます。

多分気づいていない方多い。というか興味がないと思います(笑)

ホウビカンジュの新芽です。ぜんまいのようにくるりとして可愛いです。

ものすごく沢山生えていたので、摘んできました。でも新芽を採るとまた大きくなるまで時間がかかります。
夕飯分だけありがたく頂きました。その日食べる分だけにしましょうね。採取していい場所かの確認も必要です。
ホウビカンジュの食感を残すために、さっと茹でて、簡単にマヨ&めんつゆ&かつお節にしました。

ホウビカンジュはあっさりしていて、クセもないので食べやすいです。
少しヌメリがありました。マヨネーズがない方がよかったかも。
天ぷらにもしましたが、天ぷらというより、お醤油のお浸しがベストかなと思います。

天ぷらはオオタニワタリの方が食感があって美味しかったなぁ
なかなか食べれないヒカゲヘゴ
巨大なヒカゲヘゴ。日本では最大のシダ植物です。
太古の時から姿が同じだそうです。そう聞くと神秘的ですよね!
恐竜が出てきそうなジャングルに生えてそうですが、山の中でなくても、ちょっと市内から離れた道沿いでも見ることができます。バンナ公園でも普通に生えています。


毛むくじゃらのぐるっとまかれた巨大なワラビのような部分を食べます。

毛は見た目ほど堅くはなく柔らかい毛で覆われています。
美味しそうには見えません(笑)いつか食べてみたいと思いながら20年たちました。
高~い場所にあるので、採るのも一苦労します。茹でて食べることができます。

7mぐらい高いところのヒカゲヘゴは、なかなか採ることができません。
オオタニワタリは居酒屋でたいてい食べられます。ホウビカンジュはメジャーではないので、自分で採らない限り、なかなか食べられません。ヒカゲヘゴは運が良ければ、居酒屋で食べられるかも?
最後に
沖縄の山菜についてご紹介しました。山菜のイメージが変わったでしょうか?
沖縄に遊びに来られる際はドライブがてらこのような山菜に目を向けるのも一つの楽しみだと思います。