20年以上石垣島に住んで、色んな魚を食べてきました。
スーパーで出回るものから、釣って食べることができるもの、時にはレアな魚を食べてきました。
石垣島で食べてきた一般的なお魚からレアなお魚までご紹介します!
マグロ
やっぱり、王道のマグロは石垣島ではおなじみです。
年中、安く食べられますが、5月~6月の本マグロは外せません。
他にキハダマグロ、メバチマグロがおススメです。
基本的に冬が美味しいですよ。
もちろん、シンプルにお刺身で食べるのがとても美味しいですが、
時にはお醤油に漬けたマグロとトロロでマグロトロロ丼!
または、中落ちを買ったら細かく刻んでネギトロ丼!

カルパッチョにしてもいいし、少し日にちがたっちゃった!というときはニンニク醤油のマグロステーキにしても美味しいです!
マグロの種類は色々ありますので、👇も参考にしてください。
ミーバイ(ハタ)

ハタ類の総称をミーバイと言います。白身で淡泊でありながら、脂ものっていて美味しいです。
色々な種類のミーバイが生息していますが、中でも沖縄の三大高級魚のひとつであるアカジンミーバイ(スジアラ)は大人気です。

島では、アカジンと呼んでいます。
アカジンミーバイは島に住んでいてもなかなか食べられないのですが、他のミーバイはちょこちょこ食べています。
スーパーでも出回っていますが、釣ったものを頂いたりすることがあります。
食べ方としてはお刺身はもちろん美味しいです。傷みが早い内臓やエラを取り除き、熟成させて食べるのがおすすめです!
しかし、自分で釣った小ぶりのミーバイの場合はお刺身にすると身が少なくなってしまいます。
身が引きしまっていて、淡泊な白身と脂がのっているミーバイは煮つけがおススメです。
ミーバイの煮つけのレシピ(COOKPAD)

煮つけにしても身がしっかりしていて、クセがなくとても美味しいですよ~
マンボウ

マグロ延縄漁で獲れ、まとまって水揚げされることもあります(アカマンボウ)。
スーパーや刺身屋さんで出回ることが多いです。
お刺身で食べられます。クセもなく、部位によっては脂ものってます。
安価ですし、美味しいですよ~。
刺身の他、ソテーやカルパッチョ、フライがおすすめです。
イラブチャー(ブダイ)

イラブチャーはブダイ科魚類の総称した沖縄県内の呼び方です。
刺身屋さんや、スーパーにも出回っています。
イラブチャーのお刺身は皮つきがほとんどです。
自分でお刺身にする時は、ウロコをとって湯引きしてくださいね!
わさび醤油で食べますが、私がおススメなのは酢味噌和えです!
食べる機会があったらぜひ挑戦してみてください。
イラブチャーの酢味噌和えレシピ
マンビカー(シイラ)

この姿に少しギョッとしますが、白身の美味しいお魚です。
鮮度の低下が早いため市場価値はあまり高くありません。
手に入った場合、
夏のマンビカーはお刺身よりも火を通した方が良いです。
冬のマンビカーはお刺身でgood!
食べ応えのある白身魚ですので、天ぷらやフライにしてタルタルソースつけたらとても美味しい( ´∀` )

刺身屋のおばぁからも夏のシイラは刺身で食べるな!と言われました。
ツノマン(テングハギ)

お刺身として食べられます。
好き嫌いが分かれるお魚だと思います。少し独特な臭みがあるため、それが苦手とする人もいます。
逆にこのクセのある味が好き!という人もいます。

我が家はみんなツノマンのお刺身大好きです。
居酒屋にはあまりありませんが、スーパーでは時々見かけますので、試してみてはいかがですか?
グルクン(タカサゴ)

陸に上がった時は上記の写真のように赤いですが、海の中では青地に黄色の線が入った綺麗な魚です。
ダイビングをするとグルクンの群れに遭遇することが多いです。
このグルクン、居酒屋で有名なのがから揚げです。

このように一匹丸々から揚げにします。頭からガブリ!と食べることができますよ~。
島に住んでいると、なにかとイベントの時にこのから揚げが出てきます。
ただし、自分でから揚げにするときは、二度揚げしてじっくり揚げないと頭の骨が喉にひっかかりそうで危険です!
から揚げが有名なグルクンですが、鮮度のいいグルクンはお刺身にしたらとっても美味しいです!!

グルクンの切り身をから揚げにしてお味噌汁にいれたら美味しいです!
アカヤガラ

びよーんと細長い口と胴体!食べられるの?と思いますが!
超美味!市場になかなか出回りませんが、私は運よくお刺身屋さんから刺身の状態で買いました。

上品な白身なのに脂がのっててすごく美味しいです!クロマグロとはまた別の美味しさ!
「ザ!鉄腕!DASH!!」でもその美味しさを放映していました!!
お刺身屋さんにもいつもあるとは限らずたまたま買うことができてラッキーでした。
また、釣りあげても、長細い胴体を刺身にするのは少し難しいと思います。
その他の珍しいもの
バラムツ・アブラソコムツ・・・食べてはいけない魚。毒ではありませんが、その脂でお腹どころか大変なことになります(お尻から脂がでてくるとか・・)。
でも超美味!

一度だけ恐る恐る二切れほど刺身で食べました!少なかったのか大丈夫でした。脂たっぷりの白身です。美味しかったです❤
食べるときは自己責任で!
サメ・・・私が食べたサメの種類は覚えていません(すみません)。
サメは臭いと言われていますが、酢味噌和え+シークワァサーでいただいたらgood!
ちなみにサメはアンモニア臭がすると言われています。
お刺身の食べ方やその他の調理法
本土と同じように、わさび醤油で食べることが多いですが、
うちなーんちゅは醤油にまるこめ酢+コーレグースを入れる人が多いです。
このまるこめ酢、こどものマルコメ頭を思い出すような可愛いネーミングですが、実は強烈な酢です!
酸が強いため、ラベルには「2倍に希釈」するように書かれています。
我が家にもまるこめ酢は常備してあります。もちろんコーレグースも!
コーレグースは島唐辛子を泡盛で漬けたもの。独特な風味と辛さがあります。
こちらも入れすぎに注意!
ツノマンを食べる時にこのまるこめ酢+コーレグース+醤油で食べたら、とても美味しいですよ~

ちなみに他の酢ではダメと言われました。刺身にはまるこめ酢が良いとのこと!
また、我が家は普通の醤油で食べますが、甘い醤油でお刺身を食べる方が多いです。
居酒屋でたまにその醤油で食べるとびっくりするときがあります。
このお刺身こんなに甘味がある??と思ったら醤油でした。
お刺身が甘く感じられて、この食べ方も美味しいです。
また、シークァーサーを醤油に入れたらまた良い風味になります。
お刺身の色々な食べ方
・マルコメ酢+醤油
・マルコメ酢+コーレグース+醤油
・甘醤油を入れる
・酢味噌で食べる
・醤油+シークァーサー
本州ではなかなか食べられない南国のお魚は白身が多く、あっさりしたものが多いです。
そのため、煮つけにするときに、ごま油やサラダ油を入れる人もいます。
また、泡盛と塩だけで煮た「マース煮」も白身魚と相性がいいですよ。
そして、島に住んでいると魚をおろす機会が多いです。
刺身にした後は、そのアラで魚汁を作ったりします。

知らない間に魚がおろせるようになりました。
釣った時や、丸ごと魚があるときは色々な調理法で楽しんでくださいね!